コミスタの縮小出力テスト
ここ数週間は、コツコツ再録本のセリフ周りを修正したり、まだ気になるところを直したり
印刷した時に大丈夫かどうか確認したり
表紙を塗ろうとしてCLIP STUDIO PAINTに翻弄されたりしていました。

これだけの量、地道に修正したので自分を褒めてあげたい。
個人誌で厚みが1cmを超えるのは初めてです。ワーオ!
縮小してもトーンレイヤーがモアレにならないのが
コミスタさんのメリットなので
とりあえずサイズの違う再録本もなんとかなるだろうと思っていたのですが。
縮小書き出ししたデータを100%で表示してみると
案外、線が「ん…?これは…」という感じで、ちょっと不安になってしまいました。
こちら、原寸で書きだしたものと、81.7%縮小で書きだしたものを
Photoshop上で100%表示にした時の比較です。

ラスター・600dpi・二値データなので
縮小するのに向いていない覚悟はしていたのですが
それでも、ちょっと、このギザギザ大丈夫かなあ…と。
とはいえ、この解像度だと原寸でも、
印刷されたものを肉眼で見たときに、抜きの部分が
ちょっとギザギザしてるといえばしてるんですよね。
読んでいる分には気にならないんですけど。
家のレーザープリンタだと、そこまで鮮明にプリントしてくれず
実際に印刷された時にどんな風になるのか
気になって気になって仕方がなかったので
原寸データと縮小書き出しデータを両方、キンコーズで出力してきました。
キンコーズの出力なら、ほぼ印刷したものと変わらないので!
結果的には、どうしても違いは出てしまうけど
言われないと気づかない程度にはセーフかな…!という感じでした。
人物などの線画は、デジタル特有のなめらかすぎる感じが抜けて、アナログの線に近づいた気がします。
効果線の密度が高い部分がちょっと気になってしまいますが
ギリギリOKなラインかなあと。
出力紙をさらにスキャンしたものの比較画像も用意してみようとしたのですが
よく考えてみたら、紙の場合は超拡大して見ることはないので
こればかりは実物の紙をめくっていただかないと伝わりませんね…。
だんだん、なにと戦っているのかわからなくなってきました。
あまり参考になりませんが、せっかく画像を用意したので貼っておきます(;´∀`)

新刊142ページ右上のコマの集中線なので
コミスタの縮小出力の精度が気になる方は、確認用に一冊いかがでしょうか!
(巧妙なステマ)
はじめてデジタルで漫画を描いた時も
モニタはもちろんプリンタもあてにならない!ということで
狂ったようにキンコーズで出力テストをしていたような気がします。
こういう、トーンの線数と濃度の比較表を作って
自宅のプリンタとキンコーズで出力を比べてみたりとか。

家のレーザープリンタだと60線より70線の方がきれいに出る、などの謎の発見もありました。
アナログのトーンを切ったり貼ったりの漫画に慣れてしまっていたので
モニタ上でなにもかもやる、というのが手探りだったんですよね。
なにもかもがなつかしい。
もっと別の部分にこだわったほうがよいとは思うのですが
一度どこかに引っかかると
検証しないと気がすまない性格なのかもしれません。
ともあれ、これで再録本に必要なデータは全て揃ったので
今週末にでも入稿してしまおうと思います〜。
その後は、続きのネームを切って描けるとこまで描いて、まとまったら準備号かなと。
ここんとこバタバタしてて、Webカタログの情報も全然更新できていないので
ちょっとずつ手を入れていきたいところです!
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://cyberstage0.blog55.fc2.com/tb.php/210-1b581c76