ドブロヴニク旧市街の宿泊レポート
ホテルではなくて、個人が貸しているプライベートアパルトマンに宿泊しました。
キッチンなどがついていて、現地の民家を借りる感覚で泊まれると聞いて
予約する前に興味を持って検索してみたところ
日本人による詳しい口コミがちょっと少なくて
もう少し情報が欲しかったな〜と思うので
覚え書きの意味も込めて、レポートしてみます。
Sobe(ソベ)と呼ばれている貸しプライベートルームと
今ひとつ区別がついてないのですが
各種家具やキッチンがついてるのがアパルトマン、という
認識でよいのかな…?
ガイドブックやサイトによって書いてあることが違ったりして、混乱します。
こういう青いプレートが入り口にかかっているところは
政府認可の貸し部屋なんだそうです。
(ソベの場合、SOBEって書いてあります)

星の数は…う〜ん?
フランスみたいに、ホテルの格付けに明確な基準があるわけではないので
ぶっちゃけ、あまりあてにならないような気もしました。
ちなみに、クロアチアの世界遺産・ドブロヴニク旧市街の中には
ホテルは2件しかありません。
ヨーロッパ&リゾート地なだけあって
全体的にホテルはお値段高めな印象です。
ホテルらしいホテルに泊まったのは
最終日(復路途中)に飛行機の乗り換えで寄ったトルコのみでした。
◆◆◆
実際に立ち寄った順序とは違いますが、
まず、ドブロヴニクで泊まったのが、こちらの
アパートメンツ ドゥゼヴィック (Apartments Duzevic)です。
→Agoda.comで見る
キャプションに「ホテル内部」って書いてあるのに
外から見た写真が混ざっているあたりが強引でよいですね。
宿泊費は二泊で110ユーロ。
この頃は1ユーロ=約140円だったので、一人55ユーロ=約7,700円ですね。
二泊の料金にしては安いんじゃないかなと!
民俗学博物館のすぐ近くにあるので
道に迷っても人に聞けば近くまで戻ってこれるのがメリットでしょうか?
ただ、ひとつ困ったことに、ソベもアパルトマンも
表札や住所といったものが一切外に出ていないのです。
…ので、地図を頼りになんとか自力で辿り着くしかありません。
ドブロヴニクは、細い路地階段が張り巡らされた迷路のような街なので
道に迷いやすい人だとちょっと、部屋を見つけるのに苦労するかもしれないです。
こちらのアパルトマンは、オーナーさんが部屋の近くに
住んでいらっしゃらないので到着時がちょっと大変でした。
どうやら、街に着く前日(!)に、何時頃着く〜?ってメールをくれてたそうなんですが
出国してしまってたので…PCメールは……見れない………!!
◆◆◆
まずは部屋の内部をご紹介。
入り口のドアを開けると、こんな感じです。
机を挟んで、奥にベッドがあります。
左手にキッチンとクロゼット、ベッドの横のドアはトイレ&シャワールームです。

安いからそれなりの建物なのでは…と思いきや、
あちこち検索していると、清潔でとてもかわいい&オシャレな部屋が多かったです。
ここか、別の屋根裏風のアパルトマンにするかで迷いました。
ベッド側から入り口を見た図。
壁にかかってる鏡と、あと写真だと死角になってる窓付近がかわいかったです!

基本的に、朝食などはつきません。
ただし個人経営なので、オーナーさんによっては
朝ごはん作ってあげるわよ〜的なサービスをしてくれるところもあるようです。
設備は…部屋による感じなので一概には言えないかも?
ここは、構造的に入り口とベッドがわりと近かった(&部屋の区切りがない)ので
エアコンを最大出力にしてもちょっと室内が寒かったです。
2月の上旬、しかも雨続きという条件が悪かったせいかもしれません。
夏場なら特に問題はないかもですね。
◆◆◆
そして、キッチン。
1階の部屋なんですが、天井がちょっと斜めになって屋根裏のようです。
すぐ上に階段があるのかな?

コップ・フォーク・ナイフ・スプーン・包丁など(どれもかわいい!)が
常備してあって、湯沸し器もあります。
料理はしなかったんですが、上の棚にティーバッグやコーヒーも用意してくれてるので
スーパーで水さえ買ってくれば、いつでも温かいお茶を淹れられる!
これは、本当にありがたいです。
ものすごーく寒い時期だったので、温かい飲み物で内蔵を温めて
どれだけ生き返ったか…
日本からちょっとしたレトルトスープを持っていけば
小腹を満たすこともできますし。
スーパーには現地のお茶なども売ってるので、試し飲みして好きな銘柄を探すのもよいかもですね〜。
そうそう。
ドブロヴニクの旧市街内にはいくつかスーパーがあるんですが
カップラーメン的なものを売っていたのは、その内一箇所だけでした。
先日のブログでもご紹介した、スパイシーな具なしラーメンです。
具は入っていないけど、フォークは入っています。
一応、こちらが2日目の朝ごはんでございます…。

マグカップは、アパート備え付けのもの。
みかんはスプリットで1kg20クナ(約360円)だったところを
そんなに持てないので半分で半額にしてくださいとゴネ…交渉して
ここまで運んできたものです。
ビタミン補給にもなるし、皮さえ剥けばそのまま食べれるし、おすすめですよ!
水道水はちょっと怖いので、外に出るたびに
でかいペットボトルを数本ずつ買い込んでたんですが…
一体全部で何リットル飲んだんだろう。
チェックアウトする頃には、台所の奥の方にペットボトルの山ができてました。
◆◆◆
こちらが、トイレ&シャワールーム。
写真だと見えませんが、右手のドアを開けると洗濯機があります。

この、トイレの配置が、なんというか
「よ…よし、なんとかギリギリ入ったぞ!」という感じで微笑ましいです。
部屋があいてるので、ここを改造して(トイレやシャワー室を付けて)
旅行客に貸しちゃおう!という感覚なのかもしれませんね。
欧米の、ちょっと体格がガッシリした人だと
シャワー室が狭いかも?
ここに限らず、海外の宿泊先(特に安宿系)では
各部屋についているボイラーでお湯を沸かしてシャワーに使うことが多いのですが
タンクの容量的に、使っている途中でぬるくなっていきがちです。
途中で何度か水とお湯のバランスを調整したり。
日本にいる時の感覚でのんびり全身を洗っていると、
シャワーを使っている途中でぬるくなっていったり
ひどいときには、途中から水になってしまったり…。(※)
(※数年前に、モロッコでやりました。
泡立ててしまってるのを流さないわけにもいかず、阿鼻叫喚に!
室温も低かったので、死ぬかと思いました)
何度か失敗して、学習しました。
二人で泊まる場合は、ひとりシャワーを浴びたら
15分は(再びお湯が湧くのを)待ってから次の人がシャワーを使う!
それが、正解なのだと。
こちら、ボイラーの写真なんですが。

上の方についているメーターが右端に来たら「お湯は満タンだよ!」という印です。
半分より左側になってると、お湯がだいぶ足りなくなってきてるので
もうちょい待ったほうがよいかもです。
日本人はとにかくお湯好きな民族なので
他の国の人よりも、無意識の内にたくさんお湯を使っているのだと思います。
気持ち、いつもより急いで洗って、サッと流す!みたいな感覚がよいのかなあと。
すみません。
シャワーの話題でまだ引っ張ります。
お国柄によって微妙に違う、シャワー←→カラン(普通の蛇口)の切り替え部分。
ここは、デフォルトだと下の方の蛇口から水が出てきて
ここのつまみを上に引っ張ると、シャワーヘッドから出てくるようになるタイプでした。

が、ちょっとコツがいって…
普通に引っ張っただけだと、つまむところが固定されなくて
シャワーからお湯が出たとたんに下に落ちてしまい。
つまみを持ちっぱなしじゃないとシャワー浴びれないの?!と焦ったんですが
お湯を節約するために、減らしてた水量をMAXにしたら、
つまみが下に落ちなくなりました。
水圧の影響なんでしょうかね?
ボスニア・ヘルツェゴビナの宿泊先も、似たようなタイプだったんですが
そっちはすんなりシャワーに固定できたんですよね。謎だ…
私がシャワーを浴びるのが下手すぎるだけかもしれないんですが
とにかく、海外に行くとよく水回りのトラブルに見舞われます。
ノズルの位置を高くするとお湯が出なくなったりとか
お湯が出るには出るけど、ほんのチョロチョロとしか出なかったりとか…
どんだけシャワー運が悪いんだよという話ですが!
こういうのって、旅行ブログにも案外詳しく書かれていないので
しつこいくらい書いておくことにします。
あ、気になるシャワーのお湯の温度ですが
ちゃんと熱いお湯が出てきたし、お湯の出もそこそこよかったし、
自分的には、クロアチアのお湯事情は特に問題なし!という感じでした〜。
よかったよかった。
出かける前に体験談(※)を見て、ちょっと心配だったので。
(※団体ツアーで行くときは、一斉にお客さんがシャワーを浴びると
ホテルのお湯タンクの中身がなくなる可能性があるので
時間帯をずらしたりしたほうがよいかもです)
◆◆◆
いいかげん、シャワー話はここまでにしておきましょう。
しかし設備レポートはまだ続きます。
ここのアパルトメントは、なんと驚きのランドリー付き(!)でした。

写真だとよくわかりませんが、洗濯機の中で
勢い良く洗濯物が回っています。
二泊するので、最初の日に洗えば出発するときには
乾いてるだろう〜と計画したら、大成功。
エアコンで乾燥しまくってたので、夜に干して次の日の朝には
下着〜薄手のカットソーまでパリパリに乾いていました。
(調子に乗って次の日も洗濯しました)
ホテルに泊まるときは、部屋を加湿するために
濡れタオルをベッドの横に干して寝るとよい、とよく言いますが
その通りですねー。
そのままだと、乾燥で喉がやられるような。
あ、もちろん、洗濯ネットや洗剤、
干すためのロープや洗濯バサミは自分で持っていきますよ!
(でもハンガーを忘れた)
ロープは、その辺の家具に結ばせてもらって…強引に…。
ロープにところどころ結び目を作ると、ハンガーを引っ掛けやすいので便利です。
洗剤は、普通の粉洗剤を1回分ずつ分けて、小さめのジップロップに入れて持っていきます。
この洗濯機のお陰で、荷物を最小限に減らせたので
アパートのある階段の上まで自力でスーツケースを持って登れた、というのもあります。
ドブロヴニクはとにかく階段の街なので
横に移動するためには、縦にも移動せざるを得ないのです。
2泊用の30リットルスーツケースで、強引に一週間行ってくるという無茶をしましたが
階段や、足場がガタガタしてる道で、片手で持ち上げて運ぶことを考えると
そのくらいのサイズがちょうどいいんですよね。
一週間旅行用の80リットルくらいのスーツケースで行ってたら、
持ち上げて運ぶのはきつかったんじゃないかな〜。
道中、なんどか雨が降って、
水たまりに入水するのを防ぐためにずっと片手で持ち上げたりもしてたので
正解だったのではないかと思います!
◆◆◆
と、そんな感じで、とてもきれいなお部屋だったんですが
次の日にはこんなことになっていました。

なんということでしょう。
ひどすぎて、大きい画像ではお見せできません。
片付けられない女が二人揃うと、こういうことになるのです……。
最終日に、オーナーさんが宿代を受け取りに来る30分前に
めちゃくちゃ焦って片付けました。
いやあ、ギリギリセーフでしたね。
余談ですが。
節約のために、よくダブルの部屋を二人で割り勘するのですが
予約時にカップルと勘違いされて
到着後、オーナーさんに「ベッド離せないけど大丈夫!?」と慌てられることが多いです。
外国のダブルベッドはでかいので
日本人女性なら余裕で、スペースたっぷりとって眠れるのです。
ま、紛らわしくて申し訳ない…。
ここのオーナーさん、かわいいプレゼントを用意してくれてたのですが
「ごめんね!二人とも女性だとは思わなくて、一個しか用意してなかったよ!
もう一個用意するから待っててね!」と、めっちゃ慌ててましたw
◆◆◆
覚え書きとしては、こんなところでしょうかね!
あ、あと、大半のホテル〜アパルトマン〜ソベで
wifiが使えます。
チェックインの時に「インターネットは使うかい?」的なことを聞かれるので
イエスと答えれば、パスワードを教えてもらえます。
その場でつないで、確認させてもらうのがよさげですね。
ザグレブ、モスタルでも、貸しアパートっぽいところに泊まったので
そちらもざっくりレポートしたいところなのですが
長くなりすぎたので、いったん切ります!
写真は、近くに住んでいたピンク肉球の猫さん。
首輪をしていたので飼い猫なんでしょうね〜。
よく人に慣れてて、首の下を撫でさせてくれました。

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