Cyber Stage

Diary

漫画用にiPadProを買いましたメモ(前編)

個人で描いている漫画の作画専用機として、4月末にiPadProを買いました。
iPad Pro 第3世代(2018年秋モデル)
12.9インチ / Wi-Fiモデル / ストレージ256GB

です。

iPadProの画面

最初の1ヶ月はかなり戸惑ったのですが、数ヶ月間格闘し続けてようやく慣れてきて、ペン入れを中心に作画メイン機として活用できるようになってきたので(※プラスこれまでに使っていたiMac+板タブも併用して、頻繁にデータを行き来して原稿しています)まだ記憶に新しいうちに色々と覚え書きをしておこうと思います。
ちなみに、使用ソフトはCLIP STUDIO PAINT EXです。


「iPadProも最近は高性能になってきたから、液タブ代わりに使えるよ!」という話をちらほら聞くようになって、1年くらい前から買う買う言いつつもなかなか覚悟が決まらず後回しにして、ようやく満を持して購入〜みたいな感じだったんですが。
決め手はやはり、ここ半年〜数ヶ月で周囲の友人たちが続々購入して、満場一致で「文句なし!」な評価だったことかなと思います。
あと、第2世代(一つ前の機種)を実際に触らせてもらって、これまでに試し書きをした画面に直接描ける画材の中で一番描き味が手になじみそうだなあと思えたので。

自分はもともとものすごく慎重派(というか絵を描く環境を変えることに対して腰が重い)タイプで、新しいガジェットにも、ワクワクするより先に「自分に使いこなせるだろうか…」とか「これから新しいことをたくさん覚えないと…」みたいなことを考えてしんどくなってしまう方なんですよね。
なので、買う前にどうしてもプレッシャーを感じてしまって、買うって決めてからもズルズル購入を引き延ばしたりしていたんですが…(どんだけ)

便利だよ!ちなみにiPhone使ってるなら初期設定がものすごく楽だよ!買ったら、絵を描くための環境整えたりカスタマイズするコツを教えてあげるよ!って感じにめちゃくちゃ四方から背中を押してもらったので、ようやく重すぎた腰が持ち上がりました。
といいますか、上の文章を書いていて、お、お前〜〜〜〜!どんだけ…!どんだけ〜〜〜ッ!!!って思いました。
すみません。根がまっすぐ後ろ向きなんです。


そんな性格なので、買う前にも心配事がいっぱいありまして。
この点はどう?この点も気になるんだけど…って友人に散々話を聞かせてもらってからGOしたのですが、もしかしたら同じようなことで買い渋っている方もいるんじゃないかなと思ったのでブログにメモしておくことにしました。
(あまりここまで細かいことを心配している人はいないんじゃないかなと思うのですが…)(いやでも、心配性な人はきっといる!)

特に迷っていたのが、以下の6点です。
1) 最新版(第3世代)がいいか、一つ前の型(第2世代)がいいか
2) 画面のサイズとストレージどうしようか
3) スペック的にクリスタでの作業が重くないか
4) 漫画に使っているフォントはどう移行するんだろう
5) iMacと行き来して作業したいけどファイルの同期どうやるんだろう
6) ショートカット用の左手デバイスどうしよう


結論から言うとどれも解決したので、自分はこうしたよ〜というのを一個ずつあげていきます。


1) 最新版(第3世代)がいいか、一つ前の型(第2世代)がいいか

これ、めちゃくちゃ悩みました!
主にApplePencilのグリップ問題で。
最新版(第3世代)のiPadProは、マグネットでApplePencilを本体にくっつけて充電するので(※第2世代は本体のお尻に直接挿して充電する)腱鞘炎予防にグリップをつけていると、マグネットでの充電ができなくなってしまうという問題があったんですよね。
あと、ちょうど第2世代が安くなってきたタイミングで、周囲の友人たちはあえてひとつ前の機種を買った人が多かったのもあり、第3世代を使っている人が周りにあまりいませんでした。(今なら第2世代が7万円くらいで手に入るし、減価償却じゃなくて経費で落とせるからちょうどよかったという理由を聞いてなるほどと思いました)

ApplePencilは結構細いし、長時間ペンを持つならグリップ必須になりそうだし、でも漫画を見開きで描くなら少しでも高スペックにしておきたいし、どうしたもんかなーと長いこと迷っていました。
グリップ問題だけで2ヶ月くらい迷った気がします。
最終的には、グリップを付けたままでも充電できるレインボーペングリップを本体よりも先に買って(なにかがおかしい)、なんとか描けるかな?と判断したので最新版を買いました

iPadProとアップルペンシルとレインボーグリップペン


この通り、グリップつけたままで充電できます。
…が、簡単に付け外しすることができるので充電する時にはペンから外してることが多いです。
ダブルタップもやりづらいけど一応できました。(自分はダブルタップの操作自体あまり使わなかったのでよいのですが、頻繁に使う方だと使いづらいかも)
レインボーペングリップは元は書き方矯正のための文具なので指を置く位置が決まっているんですが、私はその位置に指を置くと描けないので、無視して握りたいところを持っています。ごめんね…レインボーペングリップの開発者さん…。

ちなみに、絵描きさんがよく使っているプニュグリップでも、グリップを途中まで脱がせたら充電できたんですが。
だんだん充電するたびに脱がせるのが面倒になってきて、レインボーペングリップ一択に落ちつきました。
握り心地はどちらかというとプニュグリップの方が好きなんですけどね。

iPadProとアップルペンシルとプニュグリップ


2)画面のサイズとストレージどうしようか

あくまで自分の場合ですが
サイズ…家に置きっぱなしにして漫画を描くのが目的なら、最大サイズじゃないと厳しいと聞いたので12.9インチ一択
ストレージ…こまめにPCにデータを送れば問題ない、むしろ余ると聞いたので256GB

という感じで選びました。

ストレージ256GB

あまり余計なアプリを入れてないせいもあるんですが、見ての通りスカスカです。
一番少ない64GBでも足りたかも?
いえでも、大は小を兼ねると言いますし、ちょっと余裕がある方がよいかもしれないので満足しています。

ちなみにカラーは…買ったその日にカバーをつけてしまったので何色を買ったのか忘れました!(ひどい)
カバーをつけるとほぼ見えなくなるので、ぶっちゃけ安く手に入る方で良いと思います。


3)スペック的にクリスタでの作業が重くないか

これも悩みました。
漫画原稿と一言でいっても、解像度はいくつか、A5かB5か投稿用か、単ページか見開きか、モノクロ2値かグレスケかフルカラーか、モノクロならトーンは多用する方か、レイヤー数どのくらいかでもかなり重さが違ってくるので。

事前に漫画描きさんの声を聞きたくて検索しまくったんですが、iPadで紙媒体向けの漫画原稿をかいている人のレビューってなかなか見つからなかったんですよね。

というわけで、参考になるかどうかはわかりませんが、自分の原稿仕様をまるっと書いておきます。
モノクロ2値600dpi / 同人用B5原稿 / 見開き / レイヤー数20枚強くらい
レイヤー数が少ないので、たぶん紙用の原稿を描いているわりには軽めのほうなんじゃないかな?と思います。

レイヤー構造はこんな感じで。
コマフォルダ(でしたっけ?)は使わないで、ペンはペンで同じレイヤーに見開き分まとめて全部描いてしまうタイプです。

クリスタレイヤー構成

※クリックで大きくなります

実際には上の画像よりもうちょっとレイヤー数は増えますが、再編集しないマスクやベクターレイヤーは結合してしまうので、見開きあたりのデータの重さは最終的に50〜80MBになるでしょうか。
(体感的に、70MBあたりを超えるとクリスタの動きがもっさりしてくる気がするのでダイエットしました)


結論としては、上記の条件であれば、作業中の重さはあまり気になりませんでした
いやむしろ普段使っていたiMac(Retina 5K / 27-inch / Late 2015モデル)よりも保存やページの行き来が軽いくらい…?
iMacはメモリ24GB積んでいるんですが、メモリ4GBのiPadの方が、ファイルの保存や画面表示の調整は体感的に早く感じるんですよね。不思議です。
でも広範囲の自動選択や、選択範囲の拡大縮小の処理はiMacの方が早いので、どのスペックがどの処理に関係してるかによるんでしょうか。

ただしこれもあくまで自分の扱っているデータ内での話なので、ページあたりのデータが100MBを超えてしまったりすると、どういう体感速度になるかはちょっとわからないのですが…!
思っていた以上にサクサク動いてくれたので、密かに感動したのでした。



4)漫画に使っているフォントはどう移行するんだろう

クリスタに最初からバンドルされているものはともかく、独自に入れた有料フォントやフリーフォントを使いたい場合どうすれば?
というかiPadってそもそもフォントの管理できるの???という疑問がありまして。

文字周りの作業はデスクトップでやるほうが早いんですが、どうしてもiPad上で修正したいときや、iPad上でゼロから仕上げまで済ませてしまいたい時にどうするのかなあと。

こちらも、AnyFontというアプリを教えてもらって、ひとまず解決しました。
有料(¥240)のフォント管理アプリです。

使い方は、解説していると長くなりそうなので他のサイトさんでどうぞ!
iPhone/iPadで好みのフォントが使える!AnyFontの使い方を徹底解説

フォントをひとつひとつインストールしていくと精神的に死ねるので、iTunesを使うのが早いと思います。
上記リンク先のページ中央「PCでフォントをダウンロードする方法」に書いてあるやり方が楽なんじゃないかなと!

拡張子が表示されないような古いフォントは移行できなかったけど(※大昔にはそんな時代があったのです)、もともと漫画にそこまで凝ったフォントは使ってないので、愛用しているのだけ入れればなんとかなるかなあと判断しました。


5)iMacと行き来して作業したいけどファイルの同期どうやるんだろう

iPadの画面の小ささは、(絵柄や最終的な仕上がりサイズによると思うんですが)やはり自分にとってはネックでした。
さらに、シリーズ物の漫画を描いていることもあって、これまでに描いたものと仕上げの雰囲気を合わせる必要もありまして。
そこで、iPad上でこの縮尺率でこの太さならだいたい印刷時にこのくらいになるかな…と見当をつけて引いた線をiMacで確認して、線を削ったり足したりして修正して、再びiPadに戻って確認して〜といったことを繰り返して脳の方を補正することにしました。

問題は、データの行き来です。
クラウドを使えばいいんだろうけど我が家は回線がちょっと重いしな…強引にUSBを使うしかないんだろうか…?などと心配していましたが、これもiTunesが解決してくれました

ちょっと古い機種でMac側にUSB-Cポートがなかったので、USB-A-USB-Cケーブルを買う必要がありましたが、線さえ繋げば1GBくらいのファイルもぽいぽいって放り込んで数秒で移動できるので楽チンです!

先ほどの画像と同じ画面ですが、iTunesを立ち上げて iPad→ファイル共有→ClipStudioの書類を選んで、ここの赤い枠の中にクリスタのファイルや漫画フォルダをドラッグする(PCにコピーする場合は赤い枠から外に出す)だけでOKでした。

ファイル共有

光回線で作業場の電波状況がサクサク快適な人は、普通にDropBoxとかiCloudとかでよいのかもしれません。
我が家…ADSLなんですよね…(ADSLって何?って方はそっとスルーしてください)

なお、クリスタクラウドは、漫画原稿を同期させるとごくたまにファイルそのものがぶっ壊れて修復不可能になると聞いてから、ちょっぴり怖くて軽めのイラストにしか使っていません。
滅多に起こることではないと思うのですが…先駆者の犠牲は無駄にしない精神でいくことにしました。


6)ショートカット用の左手デバイスどうしよう

私はキーボードショートカットをめちゃくちゃ多用するタイプなのでこれもすごく悩んでいて、クイックアクセスエッジキーボードをカスタマイズしまくるしかないかな?と思っていました。
(※ なお、この時点ではコマンドバーの存在を知りませんでした。ひどいですね。)
(※※ ちなみにiPadクリスタはタブメイトが使えません。)

…が、余っていた旧型のMac純正キーボード(Magic Keyboard)を設定してみたらあっさり繋がったので、そのまま使っています。
慣れているのでこれが一番早いんですよね。

無理にAppleのものを買わなくてもBluetooth接続できるキーボードは結構あるようなので、キーボードショートカット信者の人はお手頃なやつをサクッと買ってしまうのもアリかもしれません。
最小限だけのキーが並んでいる小さいキーボードもいい感じだなと思いました。


あと、iPadではタップ操作でショートカットがいくつか不要になるので、クイックアクセス&エッジキーボード&コマンドバーのカスタマイズをするだけでもそれなりに快適に使えるとは思います!

ちなみに、ショートカットを使わなくてもiPad特有のタップ操作で可能になるのは、このあたりです。

一つ戻る(cmd+Z):二本指タップ
一つ進む(cmd+Y):三本指タップ
手のひら(space):二本指スワイプ
拡大(cmd+space+クリック):二本指ピンチイン
縮小(cmd+alt+space+クリック):二本指ピンチアウト
回転(cmd+R):二本指でぐりんと回転


中でも回転拡大縮小が大好きです。
自分は線を引く時にめちゃくちゃ画面を回転させるタイプで、command(ctrl)+R必須!command+Rがないと生きていけない!ってくらいここを押しながらグリングリンに回して描いているんですが。

前にiPadProを触らせてもらった時に、二本指をそっと画面にあてて「こうやったら画面が回るんですよ〜」って教えてもらって「な、な、な、なんだってーーーーーーー!??!??!??!」って衝撃を受けて、買いたいスイッチが10回くらい連打されました。
これ、文字で説明するとわかりにくいんですけど、すごい便利なんですよ…
これまではショートカット押す→右手で角度を調整する→ボタン離して確定する→右手で描くってやってたのに、左手の指二本で画面をくるっと回した直後にすぐ右手で描けるんです。しかも感度がいい。

右手の握力が強い(?)人だったらどんな角度からでも線を引けて画面もそこまで回さないのかなあとも思うんですが、どうにも自分はめちゃくちゃ筆圧が弱い上に、腕を支える力もあまりないんですよね。
なので、ペン入れで入り抜きの強弱をつける時には、線を引きやすい角度に画面を回しておかないと線が引けないんです…。

(あと、画面の回転なんですが、iMacクリスタだと微妙にもっさりしていたのになぜかiPad版だと軽いんですよね。なんらかのスペックの違いなんでしょうか。不思議だ…)

◆◆◆

ちょっと話が逸れましたが、事前に悩んでいたのはだいたいこんなところでしょうか。

長々と書いてきましたが、実は私はクリスタで漫画を描き始めてからまだ1年しか経っていません。
もしかしたらiPad版以前の問題で突っ込みどころも多々あるかもしれないんですが、その場合はこっそり教えてください。

この一年、必死でクリスタ作画に慣れようとして、環境設定もせっかくいろいろいじっていい感じに落ち着いたのに、またやり直すのもめんどくさいな〜〜〜〜〜〜というのも気が重くなる原因のひとつでした。
…が、素材も環境(ワークスペースとか)もクリスタクラウドを使ってまるっと移行して、PC版ワークスペースをベースにiPadだと使いにくい部分だけカスタムしていって、iPadイラスト用/iPadコミック用のワークスペースを作り直して落ち着きました。

クリスタクラウド

このあたりの環境設定の移行は、やはり公式の機能(クリスタクラウド)を使うのが手っ取り早いですね。
詳しくはオフィシャルページをどうぞ。
異なるデバイスに設定を引き継ぐ


白状しますと、GWに会議室を借りて、友人たちに半日かけてみっちり講習会をしてもらいましてですね。
事前にチャットで基本的な設定移行のやり方を教えてもらって、講習会の日にその場で「このツールはこう使いたいんです」って言いながらカスタマイズしてもらったので、一気に環境は整ったのでした。

なんていうか、私が切羽詰まっていて「もうすぐにでも描き始めないといけないんだ!ナウ!ナウッ!!」って感じだったので、怒涛の勢いでした。

iPad勉強会1

iPad勉強会2

ご覧ください、この至れり尽くせりっぷり。
お世話になりまくったので、南関東に足を向けて寝られません。



あとは…あとは…
WacomとAppleでは、ペンの筆圧感知システム(?)がかなり違っているので、PC環境から移行したWacomのペンタブ設定のままだとまず描けないんじゃないかな?と思います。そのあたりの設定は一からやり直しました。

プラス、iPadは本格的な液タブに比べると画面が小さいのでTabでウィンドウを全消しするショートカットがめちゃくちゃ活躍するんですが、あれをコマンドバーあたりに仕込んでおくと、いろいろと捗る気がします。

とにかく最短で漫画を描ける環境を整えたかったので、真っ先にペーパーライクフィルムを貼ってしまってフィルムなしの状態では絵を描いておらず、フィルムあり/なしによる書き心地の違いはわかりません。
ApplePencilはクーピーペンみたいな感じで先が太いので、どこが画面との設置点なのかわかりにくいのがすこし馴染みづらかったかな?
噂に聞いていた通り、ペン先と画面との視差(この場合、液晶と画面の空間?)はほぼないですね。すばらしい。


ここまで事前情報を仕入れて、つよすぎる協力を得て、それでも…それでもなかなか新しい道具には慣れることができず、まるまる2ヶ月ほど苦戦していたんですが。
ソフトの設定だけでなく物理的な環境もいろいろと変えて、ようやく(ようやく)板タブより描きやすい!と自信をもっていえるくらいまで慣れてきました。長かった…。

ひとまず、今のiPadまわりはこんな感じです。

iPad作業環境

物理的な環境を整えたいろいろに関しては、語り始めるとそれも長くなるので、需要があったらまたの機会に書くことにしますね。
ここまでのテキスト量が長すぎてちょっと力尽きました!
需要がなさそうだったらそっと黙るので、いつの間にか記事タイトルの(前編)の文字が取れていても気にしないでください。

あと、自分的には買って大正解だったんですが、画材との相性は本当に個人差があると思いますので、できれば店頭で試し描きをされてから購入することをお勧めします。
(筆圧感知設定もいじれるところでじっくり試し描きができると、なおよいかもです)
決して安くない買い物ですしね!
メーカーさんによって描き味のクセが違うので、自分にいちばん合った画材にめぐり逢えたらそれがベストだと思います。

◆◆◆

最後に、買ったもの一覧のリンクを張って締めさせていただきます。
iPadProの周辺パーツは第2世代・第3世代でそれぞれ対応しているものが違うので、くれぐれもご購入の前に確認をしてくださいね!
(特にApplePencilは、iPadProの第3世代に対応しているのがPencil第2世代なのでややこしいのです)

本体

Apple iPad Pro
(12.9インチ, Wi-Fi, 256GB) - スペースグレイ
(最新モデル)




ペン



ケース

JEDirect iPad Pro 12.9 2018 ケース (2018新モデル 第3世代のみ対応)




ペーパーライクフィルム

「PCフィルター専門工房」
iPad Pro12.9 2018用 ペーパーライク フィルム
(iPad Pro12.9 2018)




グリップ

Firesara
ペングリップ (12個)





ケーブルは…確かエレコムのUSB-A - USB-C 変換ケーブルの短くて安いやつを買ったと思います。

スタンドは友人からのいただきものです。
力をかけたときにぐらつかないように、下に本を挟んで使っています。
(ブログ公開後に情報をもらったので追記しました)

ノートパソコンスタンド 折り畳み式 スタンダードタイプ
姿勢/角度調整可能



素材のわりに机に置いたときに滑らないなあと思っていたら、裏に滑り止めを貼っていてくれてたそうなのでそれも一緒に…!

滑り止め キズ防止 強力 シール
GRiPhone Bits グリフォン・ビッツ2




譲ってもらうまでは、クチコミで見かけたこれを買おうかな?と思っていました。
コンパクトなわりにがっしりしていて安定感があると聞いたので。

BoYata
ノートパソコンスタンド 折りたたみ式 タブレットホルダー 14インチ以上に対応可




※ 最安値のリンクでは無いので、それぞれお求めやすいところでどうぞ〜

◆◆◆

〜追記〜

iPadで描いた漫画は、残念ながらまだ公開していなくて作画見本になるものがないのですが、スペースをいただけてたら11月のコミティアで発行する予定です。
これまでに板タブで描いた漫画はWeb上でも読めますので、どういう線(作風?)なのかを確認したい方は以下をご覧ください。

使用ソフトも初期の頃はコミスタだったので色々と作画環境に変化はあるのですが、できるだけ同じ仕上がりになるように調整しているので、少しは参考になるかもです。

Pixiv
個人サイト

(※ ジャンルは一言でいうなら一次創作ファンタジーです)

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「永遠に続け」Pixiv版公開中です

Pixivさんにも「永遠に続け」を6話目まで公開しました

Pixivとこづけサムネ

全体的に人物の顔を微修正すると同時に、フクロウマオラのシルエットや、虹瑠の前髪などの気になったところも直しています。
本人にしかわからないような細かいポイントだとは思うのですが…!
どちらにせよこの先、再録本を出す時に修正作業は必要になるので、今やっておいた方が後々楽にもなりますしね。


1〜2話目だけTwitterでも公開したのですが、Webではハックさんの方で公開済みのため、副音声付き再放送と称して、振り分けアカウント宛に色々とこぼれ話をつぶやいていました。

作者が作品についてこぼれ話をしゃべっているのを見るのは嫌いじゃない、という方はこちらからご覧ください。
(あわなさそうだったらバックしてください!)

「永遠に続け」副音声

ついでに、先日そっとクッションアカウント向けにつぶやいていた内容も、この記事の折りたたみ部分に隠しています。
こちらもお好きな人だけどうぞという感じでそっとおいておきます。



 

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コミティア130に申し込みました

オフラインページにも記載しましたが、2019/11/24に開催されるコミティア130に申し込みました。

今年は5月のコミティアに出られなかったので、スペースをいただけたら1年ぶりのイベント参加になります。
ティアのサークルカット、次回からコミケと同じサイズなんですね。
このタイプ、結構小さいのでどのくらいまで印刷されるかわからなくて毎回心配になります。
虹瑠がんばる!な回なので、サークルカットもそういう感じにしてみました。

コミティア130サークルカット

さて、半年以上ずっと未公開のまま原稿のターンが続いているので、だんだん時間の感覚が麻痺してきたわけですが。

イベントに合わせて最新話を発表していくスタイルで活動しているので続きの公開も丸一年ぶりになるのですが、なにしろ今回は2話分一気に描いているので、お話的にはグンと前に進むのではないかなと思います。
詳しくは言えませんが、予告通りついに1章と2章のお話が直接つながるので、内容的にも「これは…!」という感じになるんじゃないかな?と。
なるんじゃないかな…?なってくれると…いいな!(希望的観測)

まだまだ完成は先ですが、ちょうど今後半のクライマックスあたりのペン入れに差し掛かっているところです。
シリーズ全体を通してもターニングポイントというか結構重要なエピソードなんですが、このシリーズを描き始めたときにはすでにこの展開になるのは折り込み済みだったので、「ここまでくるのに…7年半かかった…」という気持ちです。
ていうか7年半て!正気じゃない!!!

きっと、実際に本を出せたらもっと感慨深くなっているだろうなと思います。いえ、燃え尽きてもうなにも考えられない状態になってるかもしれませんね。

前半
3章3巻進捗前半

後半
3章3巻進捗後半

そして、作画の終わりも見えてきたので(漫画は終わりが見えてきてからが本当の戦いなんですが、それはさておき)そろそろさらに先のプロットも固めはじめています。

何度かTwitterやブログなどで明言してきましたが、このシリーズは全4章を予定して構成しています。
私はエンディングから逆算して話を作っていくタイプなので、着実に話は進んでいるし、今のところ飽きる兆しもなさそうなので、この調子でいけばなんとかギブアップすることなく辿り着きたい終着点までいけるのではないかな…とは思うのですが。
ただどうしても漫画というのは作画の時間が膨大にかかりますし、現実的に時間が経過した結果、体力もじわじわと落ちてきているので、この先は出し惜しみしないでガンガン広げた風呂敷を畳みつつ話を進めていかねばなあと強く感じています。

今年に入ってからもすでに数回体調を崩しているので(…)目下、一番心配なのは自分の健康寿命がどこまで続くかということですね。
未完で終わるのだけは嫌なので、向こう5年くらいを目標にエンディングを迎えられるよう構成を改めて考え直してみるのもよいのかもしれません。(目標は目標なので、実際にどうなるかはわかりませんが!)

あと、ここから先は自分が人間的にひとまわり成長しないと説得力のあるエピソードが描けないんじゃないかな…というところに差し掛かることになりそうで。
ちょっとこれまでとは違った課題が出てきそうな予感がします。
うーん…7年前からずっと言い続けていますが、漫画はつくづくむずかしいです。

というか、お話という形でなにかを表現して、人に伝えるというのは本当にむずかしいことですね。
これはもう10年後も20年後も、なにかを作り続けている限り言い続けているんじゃないかな?と思います。

◆◆◆

最後に、たまにTwitterであげていた進捗画像をいくつか貼っておきます。

今回はこのあたりの人たちにスポットがあたりますよ〜というのが分かるページ。

3話の内容


ものすごいポジティブなマオラ。
開き直りマオラ


うっかり角材を持たせたら、カチコミかけにいくチンピラになってしまった図。
カチコミかけるチンピラ

たまには真剣に戦ったりするマオラ。

戦闘マオラ


これは、パンツが見えてしまいそうなアングルで焦ったけど、普段から見せているパンツだったので問題がなかったマオラ。

問題なかった


iPadProを買ってから2ヶ月以上経って、ようやく慣れてきたのでできればレビューブログを書きたいんですが、余裕がなさすぎて手がつけられないでいます。
オフラインページも縦に長くなりすぎて見づらいので、お盆休みの間にちょっと手直ししますね。
やることがたくさんある…!

どうも自分は進捗9割を超えたあたりからしんどさが増してくる傾向にあるので、秋に向けて「終わらない…」ってめげていたらフレーフレーって言ってやってください。
まだ今の所ギリギリめげてないので、この夏も引き続きがんばります。


 

3章「幻影に望め」の公開をはじめました

3章全体イメージ

「楽園に還れ」シリーズ第3章、「幻影に望め」の最初の1話目を公開しました。
全部で40ページです。

マンガハック
サイト内コミックページ

更新のお知らせをTwitterで行っているため、なんとなくすでに告知したような気分になってしまっていたのですが、ブログではまだお知らせしていなかったのでした。

40ページ…ということでちょっと長めなので、ちょっとずつ続きを追っていただくとスクロールするのが大変だったかもしれないなと、ちょっぴり反省もしました。
Webで1話に収める分量としては、このくらいが限界のような感じがしますね。


変則的な順番で描いていたので同人誌で公開した時期は数年前なのですが、それを差し引いてもすごく久しぶりに、虹瑠くんたちの時代に戻ってきたような気がします。
2章「永遠に続け」ではずっと釐於子と星亜のふたりの姿を追いかけてきたので、複数の人物が同時に出てきてワイワイやっているノリが新鮮だなあと思いました。(自分で描いておきながら!)

と、いいますか。
1章も「誕生日に村を旅立った、名前のない一人の少年」の視点ではじまって、少しずつ新しい人と出会ってこの世界に何が起きているのかが見えてくる感じだったので、登場人物などの要素が多いようで、実はそこまで複雑なつくりではなかったんですよね。

その反面、3章はスタートした時点で役者が揃っていて、すでにある程度世界が広がっている状態なので…
これまでに比べると、バラバラな情報がちょっとずつ提示されて、視点も複雑になってるんじゃないかな?という気がします。
おそらくですが、全シリーズの中でもっとも群像劇っぽい章になるのではないかと。


日常パートかと思わせておいて、何気ないやり取りの中にも実はさりげなく今後つながってくる大事なあれこれが散りばめられていたりするのですが。
それはさておき、ひとまずは「久々にこいつらが動くのを見たな〜」みたいな感じで、前のエピソードを思い出しながら気楽に読んでいただけたら嬉しいです!

ヒゲエプロンのお兄さん、魁嘛(カイマ)にいたっては1章ではほとんど出番がありませんでしたね。
見た目はチンピラっぽいですが、料理上手で面倒見のいいにーちゃんです。

3-1魁嘛と零霸



まだ始まったばかりなので、なんとも言えないところもありますが。
3章はちょっと長い章で、構成的には大きくみっつに分けられるのかなと思っています。

最初のひとつめが、1話目から今水面下で描いている4話目までなんですが、そこが「1章と2章とがつながるエピソード」にあたりそうです。
昔の仲間たちと再開した虹瑠たちのその後を追っていくようでいて、同時に「あの頃」のことを振り返ることで、2章で描かれていた世界との接点が少しずつ見えてくるような。

マオラが仕えている「かみさま」が人々から永遠の生命を奪った…ということはつまり……?というのが、これからの争点になってくるかなと思うのですが。
自称・怪しい旅芸人こと、ツェルテさんの動向にもご注目いただけたらと!
あのマイペースなマオラを警戒させることができる、唯一の人物(?)です。

マオラ&ツェルテ

まだなにもしていないんですけど(どちらかというと何かしたのはマオラの方なんですけど)、読んでくださったかたからすでに怪しい怪しい言われていて、密かにテンションが上がりました。
(※なお、ツェルテのデザインコンセプトは「どの作品にも一人はいそうな怪しいポジションっぽいひと」です)


3章2話目の更新は、今描いている原稿が折り返しを超えたあたりで行いたいと思います。
その前に、Pixivさんの方でもそろそろ2章を公開したいですしね。

といいますのも、この先の展開は2章をお読みいただいてからの方が、色々と「あっこれは…」な要素が増えてきて楽しめる(?)はず…なので!
まだ「永遠に続け」を未読な方は、よかったらこの機会に覗いてやってください〜。
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サイト内コミックページ
世界が繋がっているだけでまったく別の話なのかと思いきや、どこかで見た誰かさんも出てきますので!

イースター2019



なお、今年は珍しく5月のコミティアに申し込んでおりません。
新刊を出せるときにイベントに申し込む、が当サークルのお約束なのですが、今回はとてもじゃないけど間に合いそうにありませんでした。
作画だけは黙々と進めていて、3話目4話目を一気に描こうとしているところなのですが。
夏ティアだったら3話目は確実に出せるのですが、あえてこの2話分は1冊にまとめた方がお話の流れ的に盛り上がるところまでお披露目できてよいのでは?という気分にもなってきています。

なので、ちょっとイベント参加の間が空いてしまいますが、あえての11月を狙って、ちょっと厚めの本を出す方向でいってみようかなあと。

2019年前半らくえれ進捗
(※クリックで拡大します)

現状、冊子版の進み具合はこんな感じですね。
いいかげん本が増えすぎて(そしてB5サイズなせいで)机の上に乗り切らなくなってきたので、在庫がなくなったら2章の再録本も作ります。

どう少なく見積もっても、270ページを超えることは確実なので今から覚悟をしておかないといけません。
ノド部分に近いところのセリフが見えなくなってしまわないかどうかが気がかりです。

イベントに関しては、詳しいことが確定したらまたTwitterなどでお知らせしますのでよろしくお願いします!

 

花粉症対策2019年まとめ

こんにちは。
いつもは漫画の更新情報やイベントのお知らせについて書いているこのブログですが、今回はちょっと趣向を変えて花粉症についてお送りします。

ねこみみマスク

年々猛威を振るっている黄色い悪魔とは、かれこれ(ピーッ)年前から激しい戦いを繰り広げていたのですが、ありとあらゆる手段に手をつけた結果「これだけやったらなんとか春が苦痛でないレベルになった」というレベルまで対抗できるようになってきたので、現時点での対処法をメモしておこうと思い立ちブログにまとめました。

対象としては
・市販の薬局で買えるお薬や、処方されている薬が体質に合わなくて困ってる方
・花粉症になったばかりで、どんな対策があるのかわからない方

向けの内容です。

すでに使っているお薬でしのげている方には、あまり役に立たない内容かもしれません。
また、すべて自分の経験&体感に基づいた主観の文章であり、効果には個人差がありますのでご了承ください。

なにしろ膨大な文章量になったうえに前置きが長いので、最初にざっくり内容を並べておきますね。
定番のマスクをはじめ…

1) 抗ヒスタミン内服薬(処方薬)
2) 抗ヒスタミン点眼薬(処方薬)
3) ステロイド点鼻薬(処方薬)
4) 花粉ブロックスプレー
5) 下甲介粘膜切除術
6) 舌下免疫療法
7) その他の対策


これらについて書いています。

上記の対策を全部やったらかなり楽になったんですが、5、6番は手をだすハードルも高いので、こんな感じですよという紹介も含めて記載しました。
この後もしばらく前置きが続くので、ピンポイントに情報が欲しいかたは気になる項目に飛んでください。


まず、自分の花粉症の度合いを説明しておきます。
物心ついた時からなので、もう何年目になるかは覚えていないんですが…おそらく花粉症という病名がまだ浸透してなかった頃からのスギ花粉症で、初期の頃は原因がわからずに苦しんでいました。
春先になるとムズムズするし、くしゃみ鼻水は止まらないし、季節の変わり目に風邪を引きやすい体質なのかな?って。
スギ以外に、ヒノキやブタクサでもアレルギーテストに引っかかっているんですが、特にスギに対する反応がひどいです。
(※後述します)

それでも昔はマスクさえつけていればまだ耐えられたんですが、就職してしばらく(数年?)経った頃から急に悪化して、日常生活を送ることが無理ゲーになってきました。
今思うと、環境の変化やストレスの影響もあったのかもしれません。

数十秒に一回くしゃみはでるし、あらゆる液体が常時滝のように流れ出るし、まぶたの内側にびっしり棘が生えてるみたいな感覚がつきまとうし、もういっそ眼球を取り出して洗いたいぐらいだ…と思って過ごしていたある日。
とうとう目が痛すぎてモニタを見続けることすらできなくなって「もう無理!限界だ!!」と早退して病院に駆け込みました。
それまでもたぶん花粉症なんだろうな〜とは思っていましたが、パッチテストをして「あ、紛うことなき花粉症ですね」とはっきりと自覚したのはその時だったでしょうか。

それ以降、毎年春が来るたびに憂鬱になりつつも、年々飛散量を増していく花粉と戦ってきました。
薬でなんとかできるならいいんですが、体質的にあらゆる薬の副作用が出やすいので、そういう意味でもつらかったです。
薬だけだと症状が楽にならないし、それなのに副作用だけは人一倍出て春先は集中力が低下するし、一体どうすればいいのか…(ピーッ)年にわたり、ありとあらゆる組み合わせを試して格闘した結果が以下の対策です。

まずは、基本的なものからあげていきます。


 
 
0)マスク

言わずもがな!
基本です。まずはマスク。締め付けが苦しいけど、顔が蒸れて眠くなるけど、ムズムズするよりはマシなのでマスクをつけます。
マスクの苦しさの方がムズムズの苦しさより強い人は、別の手段を選ぶのもアリだと思います…が、私はマスクをちょっとでも外すと苦しくて、腐海でマスクを外した時のナウシカごっこができるくらいのレベルで必需品なので、不快感に関しては諦めました。
今は色々とつけ心地のよいものも発売されているので、少しでも自分の顔の形にあったものに巡り合うまで試してみるのがよいのではないでしょうか。

自分は、一日中つけてるのでこまめに取り替えたい&体質的な理由でマスクをつけている期間が長いので、年間のマスク消費量が半端ないためお徳用の50枚入りのものを買っています。
花粉対策は、いかに花粉を自室に入れないようにするかもポイントなので、一度外出したらいったん取り替えて新品にするとよい気がします。

体質的な理由で…と書きましたが、もともと喉〜気管支が弱くて冷気を吸わないように12月頭からマスクをつけっぱなしなので、最近は花粉の飛び始めにはあまり気づきません。おそらく、つけていなかったらもっと早めに症状が出ていると思います。
寝るときもつけています。部屋に持ち込んだ花粉を、寝ている間に吸ってしまっている量は馬鹿にできないらしいので!

とはいえ。
仕事の関係でマスクをつけられない人は、とてもつらいですよね。
あと、マスクをつけるとかぶれてしまうくらい皮膚が繊細な方もしんどいと聞きました。
そういう場合は薬で抑えることになると思うんですが、薬だけで治るならそこまで苦労はしないでしょうし…

というわけで、下の項目に続きます。


 
 
1)抗ヒスタミン内服薬

これも基本ですね。
かゆみを引き起こす神経伝達物質のひとつ、ヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー反応を抑えるお薬で、様々な種類があります。
(アレルギー反応を抑えるメカニズムについては、複雑すぎて自分でも理解できていないので割愛します)
2012年以降、処方箋なしでもアレグラが薬局で買えるようになったので、忙しい人でも入手が比較的楽になったのではないでしょうか。

最初に開発された第一世代ではとにかく副作用が出やすかった抗ヒスタミン薬ですが、1980年代に第二世代抗ヒスタミン薬が出てから、眠気や胸焼けなどの副作用が抑えられて使いやすくなりました…………という話なのです、が!!!!!
どうも私は副作用の眠気がめちゃくちゃ出てしまう体質のようで(そういう家系のようです)、眠くなりにくいと評判のアレグラですらあっさりスヤスヤと寝てしまいそうになってしまうんです。
飲んだら眠すぎてぼ〜〜〜っとして判断力が低下するし、飲まないととてもじゃないけど人間としての体裁を保てない状態になるしで(あと、アレグラはそこまで強い薬じゃないので症状も抑えきれずで)長年困り果てていました。

アレグラの前に、最初に出してもらったアレロックはお薬としての効き目が強かったんですが同時に副作用も強く、自分にとってはほぼ睡眠薬みたいな感じだったので、三日で根をあげてしまいました。
通勤中に、エスカレーターの上で立ったまま寝そうになって、もうちょっとで転がり落ちそうだったのでやばかったんですよね…。
すぐに「他の薬はないでしょうか?」と相談して替えてもらったんですが、どれも眠くて眠くて。

抗ヒスタミン薬は効き目も副作用も体質による個人差が大きいそうなので、回数を減らしたり飲むタイミングを変えたり、いろいろ試しました。

アレロック(ねむみボンバー)

アレグラ(ねむい)

ザイザル(ねむい)

クラリチン(ねむいけどちょっと耐えられる)

ビラノア(ねむ………あまりねむくない!)

…と、長年かけて難民に難民を重ねた結果。2017年末、ついにファイナルアンサーにたどり着けた気がします。
(※注:すべて個人の感想です。体感には個人差があります。)
(※プラス、どうしてもつらい時のみステロイド成分の入っているセレスタミンを使用しています)

ビラノア


ビラノアは、2016年以降の新薬ラッシュで登場した、比較的新しめの抗ヒスタミン薬です。
「副作用があまりない安全なお薬ですよ〜」と渡されたどんな薬でもスヤスヤ…と眠りについてしまった自分ですが、これなら寝ない!仕事中でも睡魔に勝てる!!

ただしこのビラノア、ちょっと飲むタイミングが難しいお薬で、空腹時に飲まないと効果が半減します。
具体的には、食前より1時間前、もしくは食後より2時間後に飲むことを推奨されています。
(胃の中に食べ物が入っていると、お薬の血中濃度が半分くらいになってしまうんだとかなんとか…?食前より1時間前指定なのは、飲んでから約1時間で吸収されるからなんじゃないかな?と思います。)

私はいつも就寝の2時間前には食事をしないようにしているので、寝る直前に飲むようにしているんですが。
ある晩、ちょっと油断して気が緩んで寝る前におやつを食べてしまったら、次の日にいつもより目がかゆくて「こういうことか…」と反省しました。
寝る前に飲めば(直前までなにか食べる可能性がある人でなければ)問題ないと思います。

眠いのは嫌だけど、ビラノアの空腹時縛りがどうしてもむりです!というかたは、同時期に出たデザレックスを試してみるのがよいかもですね。
どちらもまだ市販薬としては発売されていないので、医者での処方必須ですが。あと、ジェネリックもないのでちょっと高めです。
高めといえば。
最近は薬局でも花粉症のメジャーなお薬を買えるようになりましたが、3ヶ月くらい飲み続ける人は耳鼻科で処方してもらう方が保険適用で安くなるんじゃないかなと思います。

それにしても、花粉症のお薬ってなんでどいつもこいつも強そうな名前なんですかね。どこのボスだよ!何属性の魔法だよ!みたいなやつばかりですね。
ザイザルは無属性魔法の気がします。


とにかく、先ほども書きましたが抗ヒスタミン薬は効き目も副作用も個人差が大きいので、相性のいい薬に巡り合うまで「チェンジで!」と言い続ける勇気が大事だなと思いました。
言いづらいんですけどね…!

花粉症のお薬は、今はものすごく種類も増えているので、次回分のお薬をもらう時に「眠すぎて仕事中に寝てしまうんです」と相談すれば、別の薬を処方してもらえると思います。
初回だと効果と副作用のバランスがいいアレグラ・ザイザルあたりを処方される確率が高いらしいんですが、あれ、ほんと眠くなる人は眠くなるので…。

お医者さんで自分の症状を説明するのが苦手な方は、いつ頃からどこの部位にどういう症状が出ていて、これまでにどういう対策をとっていたかをメモして持っていくのもよいかもしれません。
花粉症以外もですが、自分の場合はあれこれ面倒な体質で説明が難しい&口頭だと説明しきれないことが多いので、初診の場合は自分で経歴(病歴…?)をまとめた出力紙を問診票と一緒に渡してしまっています。

そしてお薬に関してもうひとつ。
お医者さんでもよく言われるんですが&実際に、毎年服用していても実感したんですが、花粉症のお薬は症状が本格的に出始める前に飲むのがコツなんだと思います。
いちど花粉症だと診断されてしまったら、ジタバタせずにいさぎよく年始の年間予定に通院を組み込んで、まとめて1〜2ヶ月分くらい薬を出してもらっておくのがよいのかもしれません。
私は毎年、1月の半ばから飲み始めています。



2) 抗ヒスタミン点眼薬(処方薬)

これも、処方薬の抗ヒスタミン点眼薬をベースに。
パタノール、アレジオンなど医師によって出してくれるお薬が違ったんですが、どれもあまり効果に差はなかったかなという印象です。

アレジオン

点眼薬は飲み薬と併用できるので、目だけが異様にかゆい場合はその点をお医者さんに伝えて、追加で処方してもらうとよいかもしれません。
花粉シーズンだったら眼科に行かなくても、耳鼻科でもまとめて出してくれると思います。

目薬自体は薬局にもあるのですが。
薬局でも買える即効性の目薬は血管収縮剤の入ったものが多いので、刺しすぎて充血がひどくなったり、別の病気になってしまうケースもあるのでそこだけはお気をつけください。
目の症状は、悪化させると怖いので!
(血管収縮剤の入ってないものもあったと思うんですが、市販薬はあまり買わないので詳しくないのです…)



そうそう。
市販薬で思い出しましたが、防腐剤フリーの、涙と同じ成分の目薬も併用しています。

かゆみ止めの成分は入っていませんが、これをこまめにさすことで目の中に侵入してきた花粉を洗い流せます。
起きた直後や、外に出てから屋内に戻った時に、まずはこれで目の中に入った花粉を洗い流して刺激物を取り除いて、ちょっと落ち着かせてからアレルギー用の薬を使う感じで活用しています。

日中もですが、起きた直後に目を洗うのは地味に大事だと思います!
花粉は見えないだけで部屋の中にも持ち込まれているので、布団や枕にもたくさん付着しています。
朝、起きた時点ですでに目がしょぼしょぼして腫れぼったいな〜ということが多いので、真っ先にこれで洗い流してあげるといい感じです。

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涙と同じ成分なので、1日あたりに刺せる回数もちょっと多めです。
ドライアイ対策にもなるので、一日中PC作業で目が乾きがちな人にもよいかもしれません。私もこまめに買い足しています。
一回ずつパッケージに入ってるものもあるんですが、とにかく花粉を洗い流す目的で気軽に出先でドバドバ使うので、個人的にはボトルタイプが好きです。
ただし、防腐剤が入っていないため消費期限が短いので、1週間くらいで使い切って、残っていても期限を守って捨ててくださいね。

とにかくこの時期は目の中がゴロゴロするので定期的に洗いたい衝動に駆られるんですが、水道水は涙と浸透圧が違うので洗うと表面にキズがついてしまったりすると知り(塩素も入ってますし)、洗浄液も防腐剤が入ってるし…と聞いてからこれを使うようになりました。



3)ステロイド点鼻薬

内服薬だけだと症状を抑えきれない場合におすすめなのが、鼻の奥に直接吹き付けて炎症を抑えるタイプのステロイド点鼻薬です。

ステロイド…というと副作用が気になる方も多いんじゃないかなと思うんですが。
私も、喘息治療に吸入ステロイド薬を使っていた時もあったので気になって色々と調べたところ、こういった局所に使うステロイドはピンポイントで患部にだけ作用するため、(血液に吸収される内服薬に比べると)全身への影響はほとんどないそうです。

これも飲み薬と併用できるので、薬を飲んでも鼻水が止まらない!という方は、耳鼻科に相談して一緒に出してもらうとよいかもしれません。
鼻の不快な洪水がぐっと楽になります。
あと、飲み薬じゃないので眠くならないのもよいですね。

粉のタイプと液体のタイプがあって、エリザス点鼻粉末とアラミスト点鼻液を使ったことがあります。
どっちもそれなりに効いたな〜という感触だったんですが、アラミストの方が強力で眼にも効果があるんですね。
(参考)
『アラミスト』・『ナゾネックス』・『エリザス』、同じステロイド点鼻薬の違いは?~1日1回の点鼻薬の比較

し、知らなかった…。
液体状の薬は細菌の繁殖を防ぐためにどうしても保存料や防腐剤が必要になるけど、粉末のエリザスには乳糖以外の添加物が入っていないから低刺激なんだとか。へえーーーーーーー!!!(今知りました)

ちなみに、後述の手術をしてから鼻の症状は軽くなったので、自分は今は使っていません。
ですが、一時期はこれなしでは生活できない!という感じだったので、点眼薬と点鼻薬をセットで使うのは結構おすすめです。
投薬回数が増えるので、ちょっと…いやかなり面倒なんですけど。




4) 花粉ブロックスプレー

SNSの口コミで知って、2018年から使い始めました。
出かける前にさっと吹き付けると、イオンのベールで花粉やPM2.5をガードしてくれます。
花粉症対策アイテムの中で、個人的に期待の新星です。

私は資生堂さんのイハダ アレルスクリーンを使用しているんですが、これを開発してくれた人に表彰状を送りたい。
全般的にうさんくさいものが多くて疑いの眼差しで見ていた(すみません)Twitterの医療系口コミで、初めて心の底から感謝しました。

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資生堂薬品 イハダアレルスクリーンEX
スプレータイプ
花粉・ウイルス・PM2.5をブロック 100g


資生堂薬品 イハダアレルスクリーンEX スプレータイプ 花粉・ウイルス・PM2.5をブロック 100g

いやほんとこれ、すばらしいですね。消費スピードを考えると高いんですけど!
(ワンシーズンに100g入りを数本消費するので…)
自分の場合は、これ単品だとほぼ効果がないんですが、薬&マスク&手術と組み合わせることで鉄壁の防御が完成しました。

スプレーの素晴らしいところは、マスクだと防ぎきれない目の粘膜をガードすることができることです。
これのおかげで、目薬をさす回数が格段に減りました。本当に助かりました!
イハダ アレルスクリーンしか使ったことがないので、使い比べもしてみたいところです。


以上、前半戦でした。

さて、ここから先は、ちょっとハードル高めの対策です。
お金も時間もかかるので、選択肢としては優先度が低かったんですが、
花粉症以外でも免疫系の症状や体質で困っていることが多かったので、少しでも生活の負担を減らせるなら…ということで踏み切りました。




5) 下甲介粘膜切除術

アレルギー反応が起こる鼻の粘膜をレーザーで焼いて、アレルギー反応を抑える手術に、下甲介粘膜焼灼術というものがあります。
粘膜に処置を加えるタイプの手術は最近色々と見かけるようになったのですが、鼻粘膜の表面を凝固させるアルゴンプラズマ治療や、もっと重度の人向けの後鼻神経を削ったりする後鼻神経切断術というものもあるそうです。

私は(たまたま紹介状を書いてくれたお医者さんがその専門だったので)超音波メスで鼻の粘膜を削る、下甲介粘膜切除術というやつをやりました。
粘膜の腫れがひどく、焼くだけだと鼻の通りがよくならなさそうだった…というか、あまりに苦しかったので診てもらったら「こりゃひどいな!削ったら楽になるよ!」とわりとライトな感覚で勧められたんですが。

その時は「もう楽になるならなんでもしてくれ…」という感じになっていたので、勧められるがままに紹介状を持って総合病院へ向かい、そのまま検査&手術の予約をしてGOしました。
友人が以前、もっと深刻な鼻の手術をしていたので、どういう感じなのか想像できて手を出しやすかったというのもあるかもしれません。


手術そのものは、思っていたよりもあっさりと終わって日帰りで済みました。
実際の施術時間は左右15分ずつくらいだったでしょうか。麻酔をしているので、その間特に痛みは感じません。
(奥の方でジジ…ジ…って音がする…なんかピリっとしてるかな?してないかな?みたいな感じでした)
ですが、その麻酔が…麻酔が…!
鼻の奥まで麻酔液にひたしたガーゼを突っ込むんですが、あれがきつい!痛い!

8歳でも泣かない、術後に会社にもいけると聞いていましたが、少なくとも私の中の8歳児は麻酔でギャン泣きしていましたし、この後に平然と通常業務をこなせるのはなかなかの超人だと思いました。
帰ってから熱が出て数時間寝込みましたし。(単純に緊張のせいかもしれません)

体感的には抜歯よりキツいな〜という感じでしたが、日帰り手術の中ではかなりマイルドな方かなとも思います。
鼻の奥に何かを突っ込まれるのに慣れている人なら余裕なのかもしれません。

あと、鼻の手術なので、術後しばらく(かさぶたが取れるまで)は口呼吸生活をする羽目になります。
マスクをつけていないとつらいかもしれないので、暑い時期に手術をするのは避けた方がいいかもしれませんね。
可能であれば、長期のお休みの直前にやるのがいいのかも…2週間ほど充血を抑えるお薬を使っていたんですが、とにかく常に鼻が気になってつらかったです。
完全に元の生活に戻れたのは…うーん…術後1ヶ月くらい経ってからだったでしょうか。
焼くだけだったら、もうちょっと楽なのかもしれません。

金額は、確か保険適用で6万円くらいだった気がします。
自分の場合は粘膜を切ったのでちょっと(全然ちょっとじゃない)高かったんですが、これも焼くだけならもっと安かったはず!1万円くらいにおさまるといった記述の病院が多かったです。


肝心の手術の結果ですが、大掛かりなだけあって、ものすごく効果はあります。
マスクなしでもOKとまではいきませんが、おかげさまで鼻の症状はものすごく軽くなりました。
その年から点鼻薬はなくても大丈夫になりましたし、マスクさえつけていれば、ムズムズも鼻詰まりもくしゃみもほぼありません。
(とはいえ、内服薬とスプレーは使っているのですが)

マスク&薬だけだと滝のような大洪水になる方、諸事情でどうしても薬が飲めないといった方には「効果があります!」とおすすめできます。
…が!残念ながら、粘膜は3〜5年で再生します。
私はわりと術後の回復期間にぐったりしてしまったので「楽になるけど…確かに楽になるけど、数年後にまたこれをやるのか…」と先のことを考えて絶望して、2018年秋、花粉症対策は次のステージへと移ったのでした。



6) 舌下免疫療法

ついに手を出してしまった最終手段です。
2018年の冬にスタートして、2019年春も現在進行形で続けています。

舌下免疫療法は2014年10月から保険適用になったアレルゲン免疫療法で、アレルギーの原因物質…花粉症の場合ですとスギ花粉のエキスを少しずつ体内に取り込んでいくことで、アレルギー反応の起こりにくい体にしていく治療法です。

前述した抗ヒスタミン剤などは、薬で「症状を和らげる」対症療法なのですが。
アレルゲン免疫療法は、アレルギー症状…いわば免疫機能が暴走してしまっている状態を、根本から「治す」ことを目的としています。
(処方箋にも「治療薬」という風に書かれていました)

昔は、お薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が主流だったんですが、舌の下(裏側?)に自分で薬を投与する「舌下免疫療法」が出てきてからは、ぐんと治療を受けるハードルが下がりました。
といっても全てのアレルギーに効くわけではなく、舌下免疫療法で治療に使えるお薬があるのは、スギとダニの二種類のみ。(※2019年春時点)
私はスギアレルギー治療薬のシダトレンという液状薬を使っています。
(タブレット状の、シダキュアというお薬もあるそうです)

シダトレン

具体的にどういうことをするのか、というと。
最初は薄い液を一滴垂らすところからはじめて、毎日少しずつ、垂らす量を増やしていきます。
一定量まで増えたら写真のような一回分が使い切りになっているパックに切り替え、これを毎日、舌の下に投下します。

お薬は甘くてトロッとしてる液体という感じなので、投与自体はつらくないと思います。

鏡の前で舌を持ち上げて、エキスを投下

その状態を2分キープしてから飲み込む

エキス投与後5分間は飲食やうがいをしない、2時間は激しい運動や入浴や飲酒を避ける


…といった感じで特に難しいところはないのですが、これを365日×数年続けないといけないため、ひたすら根気が必要です。
洗顔や歯磨きレベルでこの習慣を生活に組み込まないといけないのが、最大の難所なのではないでしょうか。

費用はざっくり換算して、年間で約2万5千円。
効果を出すためにはこれを最低でも3年続けなければいけません。(お医者さんのサイトによっては、2年と書かれているところもありました)
途中でやめると1からやり直しになる…そうです。
さらに、治療を開始したばかりの頃は、こまめな(週1ペースの)通院が必要です。
さらにさらに、決して少なくないお金と地味〜〜〜〜な根気を必要とするにもかかわらず、100%効果が出るわけではありません。
(現在の有効率は70~80%とのことです)


前に、母の友人が皮下免疫療法(注射)で花粉症を完治させていたので、結構昔からそういう治療法があるということだけはぼんやりと知っていました。
ただ、やはり手間とお金と成功率のことを考えると、ちょっと気軽に手を出す気にはなれなかったんですよね。

でも、年々花粉の飛散量が増していって、ここ数年のボジョレーヌーボーのキャッチコピーみたいに更新され続ける飛散量に正直なところ心が折れそうになりまして。
粘膜の手術で少し楽にはなりましたけど、あれを数年おきにやるくらいなら、勝率70%に賭けてみようと。

「逆を言えば、諦めなければ7割の勝率で花粉を倒せる…!そのためなら私は鋼鉄の意思で立ち向かおう!」
言うならば、年間2万5千円で「3年後には春先にマスクをつけずに歩けるようになるかもしれない」という夢を買う感覚でした。


そんな舌下免疫療法ですが、スギ以外のアレルギーも持っていて同じくらい症状が出ている人だと、効果が感じられないかもしれないという注意点もあります。
なので、最初にお医者さんに相談した時に血液検査をして、その結果次第で治療を始めるかどうか判断するといった流れになるのではないでしょうか。

私の場合はあらかじめアレルゲン免疫療法に関して少しずつ情報を集めていたのですが、2018年にやってみたアレルギー検査で、他のアレルギーと比べてスギに対する反応が特に高かったことがわかりました。

アレルゲンを特定するための血液検査に、IgE検査というものがあって、これはIgE抗体というものがあるかどうかを調べる検査なんですが。
IgEというものがなんなのかは説明し始めるとものすごく長くなるので割愛しまして…
まずは、これがその検査結果のサンプルです。

IgE検査

アレルゲン代表の、スギやらヒノキやらの横に数字が書かれていますね。

これは、検査結果を「0~6」の7段階におおまかにクラスわけしたものです。
ものすごくざっくりな説明ですが、0は陰性、2以上が陽性です。
クラスが高いほどその物質に対して抗体がたくさんあり、アレルギー反応が起こりやすい…ということだそうです。

私の場合、ヒノキやブタクサはクラス2なんですがスギはクラス4なので、「これならスギ花粉症の治療で効果を感じられる可能性が高いだろう」と思ってアレルギー専門のお医者さんに検査結果を持って行って相談したところ、「この結果なら、本人に覚悟があるなら止める理由はない」ということで治療をはじめられることになりました。


なお、舌下免疫療法は花粉が飛んでいる時期には開始できません。
(アレルゲンの接触量が急に増えると、アナフィラキシーショックなどが起こる可能性が増すため)
どんなに早くても効果が出はじめるまでに数ヶ月かかるようなので、来年の花粉症に備えてスタートするなら、できるだけ早めに相談しにいくとよいのではないでしょうか。
だいたい6月頃には治療解禁されます。
舌下免疫療法を受けられるお近くの医療機関は、こちらから検索をどうぞ。

スギ花粉症に対する舌下免疫療法相談施設検索


私は(イベントの準備で忙しかったせいで)12月に入ってからお医者さんに駆け込んでしまったので、もうちょっとで半年待たないといけない羽目になるところでした。
今の所、1日も飲み忘れることなく続けられていますし、副作用なども出ていません。

2月頃は「ちょっとだけ楽かも…?いや、お薬やマスクをフル装備しているし、なにが原因かわからないぞ…」という感じだったんですが。
3月頃から「あれ?これは、いつもより楽なのでは??」という実感が強くなってきました。

スギピークの時期に例年感じている、耐え難いつらさがなかったんですよね。
確かに目はかゆいし、鼻もちょっとムズムズするんですが、なんとかこれなら生きていける!という感じというか。
もうだめだ…私はこの星で生きるのには適さない人種だったんだ…と毎年絶望していたのが、もうちょっとだけ生きてみてもいいかな…と思えるくらいにはしんどさが軽減されました。

まだ服用し始めて4ヶ月目なので、これを1年2年と続けていったらどうなるのか。
来年の花粉が楽しみ…いえ、全然楽しみではないんですが、どのくらい効果が出ているかを確認するのはちょっとだけ楽しみです。
花粉はまったくもって楽しみじゃないんですが!(二度目)




7) その他の対策

ここから先は、その他の家庭でできる細かい対策です。
思いつくままにざっと列挙します。

■空気清浄機

部屋に持ち帰った花粉を除去します。
これのおかげで、薬さえ欠かさなければ家の中ではマスクなしで過ごせるようになりました。
人が出入りして、空気が動く場所に置くとよいらしいです。

友人の口コミで買ったプラズマクラスターが結構効いてる感じがしたので、追加でもう一台買って居間と自室に一台ずつ置いています。欲を言えば玄関にもおきたい。
フィルターが汚れていると効果が落ちるので、こまめにクリーニングしてあげるのがよいと思います。

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~14畳/空気清浄 ~24畳
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■加湿器

気分的な問題も若干ある気がしますが、部屋が乾燥している方が花粉が舞い上がりやすいと聞いて。
…本当に気のせいなんだろうか?と気になってちょっと検索してみたところ、加湿することで浮遊する花粉が水分を含み、その重みによって床に落下するという記事を何点か見つけました。
それなりに効果はあるのではないでしょうか。

喉が弱いのもあって、4月中旬まではずっとつけています。呼吸器の粘膜もうるおうので、守られてる!という感じがします。
私は加熱式加湿器の愛好家ですが、最近は超音波式も気になっています。


■メガネの曇り止め

まだ気温が高くない時(1〜2月)の外出対策に。
花粉症以外にも、寒い時期にマスクをはずすと一発で風邪をひくのでできるだけ外したくないんですが、外に出るとメガネがくもってなにも見えなくなってしまうことがあるので困っていました。
2月にはもう花粉が飛んでいるので、マスクをつけると曇って困るよ〜という方は、ぜひ曇り止めを。

効果だけならアンチフォグが最強なんですが、指で塗る手間が惜しいのでクロスタイプに落ち着きました。
色々試したところ、これがコスパがよかったです。

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くり返し使えるメガネのくもり止めクロス 3枚


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■洗濯物の部屋干し

この時期に外に干すと「ヤツ」が付着するので…。
乾燥機でもなんでもいいんですが、身に付けるものを外に出さないのはものすごく大事だなって実感しました。
最近はお風呂に干せる家も多いんですね。文明の利器〜〜〜!
先日は、今の三種の神器は食洗機・浴室乾燥機・ルンバ(たまに床暖房)だと聞いてカルチャーショックを受けました。
どれも!!!ないです!!!!!食洗器を置けるスペースのある台所がほしいです。

あと、家に帰ったら玄関に入る前に服をパタパタはたいて、部屋に直行する前に手洗いうがいに加えて顔も洗うのがよいと思います。
できるだけ家の中に花粉を入れないように工夫すれば、あとは空気清浄機くんががんばってくれるので。

■食べ物

ヨーグルトや甜茶などの民間療法に関しては、いろいろありすぎる上にどれがどのくらい効くのか判断が難しいので、他所様のブログにお任せします。
一応一通り試してみたことはあるんですが、おそらく体質が変わるくらい長期間試さないと意味がない&効果に個人差がありすぎるんだろうな、と思いました。
でも腸内免疫細胞を活性化させるのは悪いことじゃないと思うので、効いたらラッキーかも、くらいのプラスα感覚で試してみるのはアリかもしれませんね。

私も、ヤクルト飲んでヨーグルト食べて甜茶飲んでみてあとついでに漢方も試して…と昔からあれこれやってるんですが、ワンシーズンで終わってしまってどうにも長続きしないので、残念ながら「効果がありました!」と言える結果にはなりませんでした。
あ、でも、ヤクルトと飲むヨーグルトは、腸活のために今も毎日飲んでます。
呼吸器系だけじゃなくて、実は消化器系も弱いので…というか、強いところがあまり…ないので……(小声)生きるのに必死です。


以上です!!!
そんな感じであらゆる対策を試した結果、今年の花粉シーズンはかなり楽に切り抜けることができたのでした。
今思うと、ビラノア&スプレー&下甲介粘膜切除術に出会った2017年〜2018年がターニングポイントだったように思います。


花粉症、あらゆる症状がめちゃくちゃ不快だし、毎日普通に寝て起きて生活しているだけでもものすごくつらいですよね。
くしゃみ鼻水目のかゆみなどのわかりやすい諸症状だけじゃなくて、頭痛や全身のだるさ、皮膚がピリピリするような嫌な感じもあるし、この期間は集中力も注意力も著しく下がります。
しんどいしんどいと思いながら過ごしていると、それだけで鬱になったりもしかねません。

私も本当に本当に毎年春がつらくて、この苦しみから逃れられるなら悪魔に魂だって売ってやるみたいな心境で過ごしてきたので(というか、実際に仕事に行けなくなった時もありましたし)、ご覧の通り、対策に時間も予算もかなりつぎ込んできました。
…が。
現実問題、「そうは言ってもな…」という感じの人も多いんじゃないかなと思うんです。

仕事や家庭の事情で、日常生活を営むだけで手いっぱいだったりもしますし、病院へ行こうにも忙しすぎて通院自体がストレスになる、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
治療をしようにもお金だってかかるし、どれがどのくらい効果があるのかいちいち試してられません。
だからこそ、自分の体(と予算と時間)で試した経験を、今年はこうやって残しておこうと思いました。


今は花粉症の対策記事はいっぱいありますが、情報があふれていて逆にわかりにくいなあとも感じます。
少しでも楽になりたくて藁をも掴む思いで必死で検索しているのに、どこかから引っ張ってきた情報を切り貼りしたまとめばかり引っかかると、正直テンションが下がりますしね。
だったら、いっそ完全に主観でもいいので、同一人物があらゆる手段を試してみたレポートというのもあってよいんじゃないかな?と。

とにかく体質というのは個人差が大きいので、私にとって効果のあった対策も、誰かにとっては無意味になるかもしれません。
逆に、これまでに試したことのなかった対策を組み合わせてみたら、思いがけず楽になることだってあるかもしれません。
出来る範囲のことを組み合わせて、少しずつ対策を講じてみるヒントになればいい。
そんな風に思いながら、今回この記事を書きました。

少しでも楽になる人が増えてくれたら、とても嬉しいです。
長い文章にお付き合いありがとうございました!




〜おまけ〜
ここXX年で体感した、花粉シーズンのボス戦に備えた戦術

1)重ねがけできるバフ魔法は惜しみなく使う
…予算と時間の許す範囲で、同時に服用できる手段はすべて使う

2)敵の攻撃がはじまる前にバフ魔法をかけておく
…飛散ニュースが出てからだと遅い、症状が出る前から対策を始める

3)できるだけダメージを溜めない
…体調にも症状が左右されるので、この時期は疲れが溜まったと感じたらすぐHPを回復する




 

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